画像は「Google AI Studio」で作成しましたよ
面白いとはなんだろう。
こちらのホームページ「AmuAmu(Amusing a museum~おもしろ博物館アミュアミュ~)」における永遠のテーマが「面白いとは⁉︎」だ。 つまり私のそしてあなたの人生のテーマだと言ってもいい。 どうだ、急に巻き込まれてしまった感想は? さて、巻き込まれついでにこんな話はどうだろう。
その場にいる全員が笑っている、私以外の。
私には何が面白いのか全く分からない。
みんなは演技ではなく心から笑っている様子だ。
全く背景の異なる人々であるなら文化の違いだと諦めもつくが、そこにいるのは小学校の同級生だ。
今日は同級会だ、久しぶりとはいえ集まったのは気の置けない仲間達。
同世代、そして同じ地域で育った我々は、同じ体験で泣き、同じ体験で怒り、そして同じ体験で笑ってきた。
だからこそ思い出話に花が咲き乱れ、みんな楽しそうにこの空間を過ごしていた。
私を含めた全員がそれはもう機嫌良く帰路につく筈だった。
筈だったのだが。。。
磯村さんが手のひらに乗せた石をお披露目した時から場の空気が変わった。
「石だなあ」と身も蓋もないことを思う私をよそにみんなの反応は凄まじかった。
全員が手のひらに乗せるのにちょうどいいその石を指差し爆笑し始めたではないか。
側から見ても和気藹々と楽しそうだった集いの面影はなく、我々は狂気に支配された大爆笑軍団になっていた。
その中でただ1人棒立ちで笑っていない私は、その場唯一の冷静な人間だった。
それは面白いことなのか⁉︎
なぜそれほどまでに笑う⁉︎
大体その石はなんだ⁉︎
本来ならば私も大爆笑を約束されていたのかもしれない。
私が大切なトリガーを忘れてしまっている可能性だ。
だとしたら一緒に笑うという手もある。
よくわからないが、あの石を指差して笑えばいいんだよな。
そろそろ誰かが私が笑っていないことに気がつくだろう、その前に!
待てよ。。
みんなは本当にあの石で笑っているのか?
実際はただ一人笑ってない私を笑っているのではないか?
だとしたら。。。
さあ、どうする?
私はみんなが大笑いする中、訳も分からず立ち尽くしていた。
案の定「佐藤くん笑ってないよね」「佐藤昔からそういう感じだったよな」などという声が聞こえてきた。
一匹オオカミでかっこいいよね♪というニュアンスでは決してないちょっと湿ったトーンの噂話だ。
そして何よりも驚いたことは、私の名前は冨樫であり佐藤ではないのだった。
同級会で浮くなんてこと私には耐えられないよ。
私は人差し指をまっすぐ、磯村さんの手のひらに鎮座する石に向け笑い出した。
みんなの笑い声に私の笑い声が重なっていく。
最初は不協和音を奏でていた私の笑い声がみんなの笑い声と一体化していくのがわかった。
私は今はっきりと感じている「なんて面白いんだこの石は!」私の偽りのない笑い声がみんなの笑い声に溶けてゆく。
そしていつしか私の意識もゆっくりと。。
同級会で浮くなんてこと私には耐えられないよ。
私は人差し指をまっすぐ、磯村さんの手のひらに鎮座する石に向け笑い出した。
みんなの笑い声に私の笑い声が重なっていく。
最初は不協和音を奏でていた私の笑い声がみんなの笑い声と一体化していくのがわかった。
私は今はっきりと感じている「なんて面白いんだこの石は!」私の偽りのない笑い声がみんなの笑い声に溶けかけたその時、みんなの指先と視線が一斉に石から私へと移った。
「⁉︎」
やはりみんなは私を笑っていたのだ、1人だけ呆然と佇んでいた私を!今なお1人だけ石を指差して笑っている私を!恥ずかしい!知ったかぶって迎合し自分で面白いとも思っていない石を指差し笑ってしまった!そんな私に向けられたみんなの笑い声は最早爆発音のようになり、私の笑い声そして私自身をも異物として排除しようとしてきた。
痛い、全身を押し潰されそうな笑い声の中に鋭く尖った笑い声が紛れていて痛い、私の身体は徐々に言うことを聞かなくなってきており、なんなら思考も疑わしい。
もう持ち堪えられない!仕方ない、私は必死に人差し指の目標を石から私、自分自身に移した。
これで全員が私を指差し笑っている、私も再びみんなの仲間入りだ。
「KABOOOOOOOOOM!!!」今まで最大音量だと思っていた笑い声が図書館レベルだったと感じられるほどの超音笑い声が同級会会場、四方の壁及び天井を吹っ飛ばした音だ。
もう兵器と言っていい超音圧の笑い声だが優しく私を包んでくれている。
攻撃性は全く見えない。
そうだよ、同じものを見て笑っているんだもんな。
同じものとは私だけれどな。
解っているんだ、自虐が過ぎるということは。
解っているんだ、この安定が一時的だということは。
だけど、自虐でもいい、私は笑いに包まれた永遠の安定を望む、強く!
そして今、私は磯村さんの手のひらに鎮座してみんなから指を差されて笑われている、永遠に。。
こんなこともあろうかと、ポケットにちょうどいい石を入れておいたのだ。
この石を私の手のひらに鎮座させみんなにお披露目したらどうなるか⁉︎
考えただけで笑いが止まらない、今宵は長い夜になりそうだ。
さて4つの結末、4つの「おもしろ」。
①〜④のおもしろの分類をしてみよう止めよう。
危ないところだった、野暮なことをするところだった。
ここはひとつ自分の手は汚さずにAIに分類してもらおう。
私がChatGPTをGPさんと呼んでいる事実はともかく、全体的に私を誉め殺そうとしているな、GPさんは。
かと言って”辛辣に評価して”って指示をして、人類にはない着想の罵詈雑言が飛んできたら立ち直る自信がないので良しとしよう。
分類に関しては興味深く読んだ、大したもんだねAIも。
むむむ!と思う部分もなくはないけどそれは人間も同じ。
“・これはラブレー的な“笑いによる対抗”にも似たカーニバル的な笑い。”
以前笑いと哲学について調べ物をした時の記憶で出てきてしまったのだろうが、ラブレーもバフチンも読んでいない私は「権威に対し笑いで抵抗・カーニバル(謝肉祭)で起きるような大逆転でスカッとする笑い。」と解釈した、どうだろうGPさん。尋ねないけれどね。
なんか小難しくなった!!
これはいかん、いかんぞ!
私が追求したいのは「おもしろ」であって分類なぞはどうでもよろしい。
急遽選択肢⑤を投入するので読んでいただきたい。
怖くなってきた私はこの場から逃げることにした。
ちょうど頃合いの窓があったのでそこから飛び降りたのだ。
ストーン
また褒め殺されそうになっているが、今の私には余裕がある、これも良しとしよう。
GPさんは間違ったことは言っていない、試合放棄ってタイトル付けてるしね。
現在AIが捕捉できない高度な笑いは”石=ストーン”という駄洒落ということに決定した。
私はこの結果に満足している。
GPさんにネタばらしはしない、これは私の優しさなのか、意地悪なのかの決定権はあなたに。
面白いとはなんだろう。
様々な「おもしろ」を提示して真実に近づいていければと。
分類なんかはAIに任せて楽しんでいってください。
それが私の願いです。
様々な【おもしろ】たち


